マビノギ英雄伝の4gamer読者レビューを投稿しようと思う

タイトル
RISEアップデートで確かに遊びやすくなった
 
良い点
 
2017年6月21日に実装されたRISEアップデートを基準に書きます
 
・かつて新規プレイヤーを阻む壁だった攻撃力制限部屋が消滅
クイック戦闘がメインになったため、排他的な部屋名などは設定できず
クイック戦闘デフォルトの戦闘力制限(攻撃+防御がこれ以下だとPTに参加できない)さえ考慮すればよくなった
この制限はかなりゆるめで、現状Lv90到達時に支給される武器+防具のフルセットを装備すれば難なく超えられる
またレイドボス戦闘が4人PT基準の難易度で弱体化され倒しやすくなったため、以前のように参加者のステータスを理由に追い出すようなギスギスプレイヤーが減ったように感じられる
 
・深夜早朝でもレイドボスに人がすぐ集まる
騎士団、決死隊を除く全てのレイドボス戦闘が4人制限になり、以前のように8人集まるのを待つ煩わしさから開放された
クイック戦闘と村の戦闘出航掲示板が一体化され、自分のお気に入り登録した戦闘の部屋が立てば瞬時に通知が来るため
自分の行きたいレイドボス戦闘に行きやすく、自分が立てた部屋に人が来やすくなった
すぐに戦闘が始まり、とてもスピーディにマビノギ英雄伝の醍醐味である爽快な戦闘が楽しめる
 
・レベリングがものすごく早くなった
成長過程のマップが短縮された
シーズン2までのマップ、ボスが全て一人プレイを想定した長さ、強さとなりスピーディにサクサク消化できるようになった
シーズン2で時間がかかることに定評のあったフリーマップ(三日月島・船の墓場・黄昏の砂漠・霧の峰)は細分化され、一つ一つが短い戦闘になった
ボスを倒したあと戦闘完了までのタイムラグもなくなり、ちょっと待つ時間がなくなった
ストーリーもわざわざ街を駆け回らなくてもクエスト一覧から進行可能戦になった
NPC会話スキップ機能により面白みのないお使いクエストを高速で消化できるようになった
 
Lv90代で1Lv上げるのに必要な経験値がおよそ15Mなのに対し、シーズン3の戦闘で獲得できる経験値が1戦闘につき3M前後、完了経験値増加ポーションもほいほい貰えるので
ストーリーを追うだけでレベルカンスト(現在Lv95)までいける
 
・Lv90武器確保のハードル低下
Lv90になった時点の報酬箱から紫色等級の武器と防具のフルセットが獲得できるため、シーズン3のレイドボス(現状のメインコンテンツ)との戦闘でもあまり苦労しない
さらに上を目指す場合は武器をオレンジ等級のものに交換していくのだが、
このドロップ率が向上して相場が値崩れ、さらに勇者の証交換でも自分の欲しいパーツを低コストで交換できるようになったため
初心者でもオレンジ等級の武器を獲得しやすくなった
+12までの強化であれば高確率で強化できる強化石が課金ランダムボックスから入手可能で
これはゲーム内取引所にも出品されているため、コツコツGoldを貯めればLv90オレンジ等級武器+12までは堅実に目指せるようになった
 
・乱雑だったドロップアイテムが一斉削除・整理された
初心者の方が直面する問題として、ドロップアイテムが乱雑でどれが価値があるものなのかわからないということがあったが
価値のないドロップアイテムが削除され、全体的に素材アイテムが洗練されたため価値がわかりやすくなった
 
・エンチャントのハードル低下
乱雑に存在していたエンチャントスクロールが整理され、比較的利用率の高いものだけが残ったので
初心者にもわかりやすくなった
また8ランクまでのエンチャントスクロールに装備破壊のリスクがなくなったため
課金アイテムであるエンチャントのルーンが必要な機会が減り、より気軽にエンチャントできるようになった
エンチャント成功率も全体的に10%底上げされ成功しやすくなった
またエンチャントに失敗するとエンチャントスクロールの欠片が獲得できるようになり、これを4つ集めると100%成功スクロールが獲得できるため、失敗の連続に最低保証がついた
 
 
 
悪い点
・Lv95になるまではストーリークエストを追うだけのソロプレイ
活気のあるPTコンテンツ(レイドボス戦闘)は90以上が対象のものがほとんど
成長過程の戦闘で部屋を立てても、人が来ることはほとんどない
また、RISEアップデートに伴いPVPや闘争の塔、アインラッハもLv90が入場基準となった
 
・かつてのメインコンテンツであったシーズン1、シーズン2のレイドボス戦闘に参加する意味がほぼなくなった
シーズン3のレイドボスしかレアなドロップアイテムを狙えず、シーズン2までのレイドボスと闘う機会がほとんどなくなった
ギミックや動きなどが戦っていて楽しいボスも多かったので、残念
 
・他のプレイヤーとのつながりが弱い
MMORPGでよくあるような、よく知り合った仲間同士で連携を取ってガッツリ取り組まないと勝てない高難易度ボスというものが、決死隊の1つしか存在しない
ほとんどの戦闘がその場限りの一期一会で、戦闘が終了すれば即解散
見知らぬ人とのPTでも気軽に戦って勝てるというのはメリットでもあるけど、仲間とのつながりを求める人には物足りないかもしれない
 
・以前のように8人PTでワチャワチャする楽しさが味わえない
決死隊と騎士団レイド以外のレイドボスが4人制限になってしまったため
8人PTならではの拘束技の連携や「ナイス」の応酬などの楽しみが味わえなくなった
 
アバターの入手が課金ランダムボックスの上、各キャラに帰属され共有不可
アバターランダムボックスは1個500円と決して安くはなく、出るアバターもランダムのため目的のアバターを5部位セットで揃えるには相当な金額が必要
 
・各キャラクターのアクションの理解に時間がかかる
現在のキャラクターはリシタ〜デリアまで11名おり、さらに武器種ごとにアクションが異なるため
武器種の数、全17種類の違ったアクションがある
それぞれのアクションはキャラクターLvを60以上まで上げた上でAPを貯めてスキルランクを上げてい
かないと完成しない
序盤だけのプレイだと各武器種の本当の面白さ・奥深さを味わえない
 
総評
マビノギ英雄伝は、とにかく戦闘がスゴイです
綺麗なグラフィックから繰り出される絶妙なエフェクト・モーションブラー・ヒットストップ、繊細な打撃音など数々の特徴によって「手ごたえ」のようなものがすごく感じられ、戦っていてとても気持ちいいです
 
オフラインゲームでもこれほどのアクション性と戦闘の気持ちよさを両立するゲームはなかなかないのに、オンラインのPTプレイでこのアクションを楽しめるのは本当にスゴイと思います
 
また、PTプレイの難易度がギスギスしないマイルドな程度で、それでいて連携による仲間との一体感が楽しめる絶妙な塩梅となっておりプレイしやすいです。
PTプレイの連携に凝りすぎてギスギスしがちなオンラインゲームが多い中、マビノギ英雄伝はストレスが少なく楽しめるのが気に入っています
 
ロール制を採用していないのでタンク、ヒーラーなどこだわらず見知らぬひととすぐに協力プレイができるのがいいですね
基本的には自分が弱くても他の人が強ければ問題なく倒せるうえに
復活アイテムが安価で、4人全員が気軽に使用できるというのが
ちょうどいい塩梅の難易度を作り出しています
 
BGMに関しては韓国で定評のあるStudioEIMが手がけており、壮大で感動的なものが多いです。youtubeでプレイリストを作ってBGMだけでも楽しんでいます
 
私のプレイ歴は4年。ずっとプレイしていたわけではなく、何ヶ月も距離をおいたことが何度もあるけれど、大型アップデートなどで戻ってきてみると、やっぱり楽しいです